はいたい☆(沖縄方言で「こんにちは」)
リゾートウェディングを検討中のおふたりさーん!
せっかく沖縄を訪れるからには、
挙式前後の滞在時間も何か思い出に残る体験を!…とリサーチを始めている方も多いのでは?
そこで、新郎新婦&ご両家のゲストにおすすめしたいのが、
「琉球箸(りゅうきゅうばし)」の手づくり体験。
制作時間は一膳につき70〜90分ほどで、サクッと体験OK!
(別途マナー講座の延長希望がある場合は120分)
しかも、当日持ち帰りできちゃうのも嬉しい〜♪
新郎新婦がそれぞれ、これから始まる新生活に使うための“マイ箸”にするも良し、
おふたりから両親へ、感謝の気持ちを込めた贈呈品にするも良し♡
または、沖縄滞在中にご両親や友人同士でこっそり訪れて、
手づくりの夫婦箸をプレゼント…なんて現地でサプライズで贈るのも楽しいですね♪
そんな、他とはひと味違う体験を提供しているのが、
【工房美箸(うるはし)】さん。
この記事では、
取材スタッフが実際にお箸を作った体験レポートをお届けします☆
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体験場所は、大宜味村(おおぎみそん)にある「喜如嘉小学校(きじょかしょうがっこう)」。
実はこちら、
2016年で閉校となった小学校の跡地が、2022年に新たな観光拠点として生まれ変わった複合施設。
その一角を借りて、体験を行なっています。
(※工房の都合で体験場所が変更になる場合もあります)
訪れたこの日はちょうど、
濃いピンク色が鮮やかな緋寒桜(ヒカンザクラ。または寒緋桜)が、見ごろを迎えていました♪
独特な表情をしたキジムナー?(沖縄に伝承される精霊)も、
木の陰からそっと見守ってくれています。
ノボリを目印に、体験場所に到着。
職人の鈴木 仁(じん)さん&美智子(みちこ)さん夫妻が迎えてくれました♪
一人ひとりの専用マットに、お箸づくりに使用する道具がセッティングされています。
席に座ったら、
仁さんが穏やかな口調で語りかける「お箸の話」からスタート。
「良いお箸」が、美しい所作と心豊かな食事を育むこと。
手入れをすることで愛着が増していくお箸を使えば、自ずと子どもたちの食育にも高い効果を発揮すること。
「琉球箸」は、 2008年開催の「北海道洞爺湖サミット」に先立ち沖縄で開かれた「G8科学技術大臣会合」において、大臣たちへ贈られる県公式プレゼントにも採用された由緒ある工芸品であること。
…など、
目からウロコのお話ばかりで、夢中で聞き入ってしまいましたよ☆
また、お箸に使われる素材によっても、
それぞれに個性があって、面白い〜♪
緋寒桜の木は、心なしか、かすかな甘い香りがふわり。
ほかにも、ガジュマルやギンネムといった身近な木でつくった箸の見本があり、
見たり触ったりするだけで、楽しくなりますよ♪
この体験で使用される大宜味村産のシークヮーサーの木の特徴は、
木目が少ないので変形しにくく、繊維が絡み合っているのでパリンと割れる恐れもあまりないのだとか。
薄くてしなりのある丈夫なお箸が出来るとのことで、俄然やる気が湧いてきます!
さぁ、いよいよ制作に取りかかりましょう!
最初に削っていくのは、「喰い先」と呼ばれる細い先端部分。
サンドペーパーを台木に貼り付けた仁さんオリジナルの道具を使い、
予め大まかにカットされた4 mmほどの太さを、
まっすぐ真四角に2.5mmの細さまで整えていきます。
喰い先は、“箸の命”と言われる大切な部分。
「この作業は、まさにお箸に命を吹き込んでいるところなんですよ」と、仁さんは言います。
はじめは目の粗い100番のサンドペーパーを当てて。
シュッシュッと滑る音になってきたら、その次はより目の細かい180番に変えて。
1挟む、2切る、3すくう、4刺す、5割き開く、
6おさえる、7なでる、8かき混ぜる、9引っ掻く、10巻く(ご飯の上で海苔を巻く)という、
「お箸の10機能」を自在かつ繊細に操ることができる2.5mmという喰い先を目指して、
ひたすら磨き上げていきます。
そんなふうに、いつしか作業に没頭している合間も、
お茶目な仁さんが、お箸にまつわるクイズを突然繰り出したりと、楽しい時間を過ごせますよ。
クイズに見事正解すると、
笑顔全開の「まる!」のポーズと共に、「工房うるはし」特製の小物がもらえるかも…?
ちなみに、仁さんが作った調理用のヘラは、さまざまな用途で使えてデザインも遊び心たっぷり!
自分の手にしっくり馴染むものを選ぶといいですよ♪
ユンタク(おしゃべり)も楽しみつつ、作業に戻ります。
天(持ち手側)部分も同様の作業で、丸みをおびた形に磨けたら、
お次は、電熱ペンで好みの文字を焼き入れていきますよ。
なんだか小学生のころの図工の授業を思い出して、ワクワクします♪
仲良しカップルさんは、
名前のほかに、記念日やハート型を入れることが多いそうですよ♡
文字を入れ終えたら、仕上げに亜麻仁油を薄く塗り込み、完成です!
どうですか!この仕上がり〜!( *¯ ▽¯*)ウフフン♪
自分でつくった作品の愛おしいことよ〜♡
これからは自宅で、
週1回はキッチンペーパーにオリーブオイルやサラダオイルを含ませ、
すっと刷り込むメンテナンスを欠かさずに。
こうして手入れしながら使い続けることで、初めて本当に「マイ箸」になるのだそうです。
オンリーワンの一膳が完成したら、「正しい箸の持ち方」を教わります。
一本ずつ別々に練習していくのですが、
仁さん曰く「上手に使いこなすカギは、下の箸の持ち方にあり!」とのこと。
指の3箇所でしっかり固定したら、
親指と人差し指、中指で「3本指のピース」と「ヤンバルクイナの真似っこ」ができるかな?をチェック。
次に上の箸を持って…と自宅でも一日5分練習すれば、1週間程度で身に付くそうですよ。
仁さんが長年かけてたどり着いた
「まるで指先の延長のように、自然に、無感覚で食べられるお箸」は、
実際に握ってみると、膨らみが手の中にフィットして安定感が抜群!
ずっと手に持っていたくなるほど、
やさしく滑らかな触り心地に仕上がっていて、感動もひとしおです♡
世界にたった一膳だけの「マイ箸」は、とっておきの思い出や贈り物に♡
希望があれば、
カラフルな布地を使った手軽なものから、「うらそえ織」の特注品まで、
箸袋を別途購入することも可能です(一袋の目安料金:300円〜3,500円。数に限りあり)。
また、基本的にお箸は当日持ち帰ることができますが、
漆塗りのお箸に仕上げてもらいたいなら、約3ヶ月の預かり期間が必要とのこと(別途料金)。
見本の中には、沖縄の食堂や家庭で親しまれている「赤黄箸」もありました!
艶やかなお箸もまた、気品があってかっこいい〜!
ちなみに、
この日の体験場所に入居している「山原工藝店」さんには既製品の取り扱いがあるそうなので、
今すぐお土産に欲しいという方は、のぞいてみてはいかがでしょうか?
最後に、貴重な体験をさせていただたいた、
鈴木仁さん(栃木県出身)&美智子さん(沖縄県出身)夫妻をパシャリ☆
仁さんが箸職人となった原点は、
子どもの頃に家の手伝いで田畑へ行った際、
お弁当を食べるためのお箸を、その場にある木を使って自分で作ってきた経験から。
それからしばらくは異業種で働いた後、
奥さまの後押しもあり、沖縄に移住して職人としての道を歩むことになったのだそうですよ。
体験中はそんなふたりのエピソードも聞けて、ほっこり癒されました♡
・・・さて、
今回の「シークヮーサーの木でマイ箸作り体験」レポはここまで。
ビフォー&アフターウェディングの思い出づくりに、
その日の夕食からすぐ使える特別なお箸を、ぜひ手づくりしてみませんか?
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★プランの詳細については、公式ブログ https://uruhashi.ti-da.net/ をご確認ください。
取材スタッフのおすすめポイント:
ハネムーンを兼ねたリゾートウェディングなどで、非日常な沖縄時間を過ごすなら、
現地ならではの体験をするのがおすすめ!
県産木を使ったぬくもりのある「琉球箸」は、
沖縄での幸せな思い出を“カタチ”に残せる、素敵なお土産になりますよ。
自然豊かな大宜味村のゆるやかな空気の中で、
食べることの大切さ、鈴木さんのあたたかい人柄にも触れ、
心がリセットされていくような、忘れられない体験が叶いますよ♡