記念日を、結の心で、何度でも紡ぎなおす。

記念日は、その日だけのものじゃない

― 沖縄で、人生に寄り添い続ける記念日コンシェルジュ ―

「記念日って、何をすれば正解なんでしょうか?」

結婚記念日、パートナーシップの節目、家族になった日。
大切だとは思うけれど、派手に祝うのは気恥ずかしい。
でも、何もしないまま過ごすのも、少し違う。

沖縄には、そんな“言葉にならない想い”に耳を傾け、
その人たちらしい記念日を一緒につくる
記念日コンシェルジュがいます。
今回は、記念日コンシェルジュの仕事についての想いを2名の方に伺いました。

お話を伺ったのは、
アニバーサリー・プロデューサーとして30年の経験を持つ 寺尾久仁恵さんと、
18年にわたりウェディングや記念日を手がけてきた 上原亜理妙さん。

ふたりに共通しているのは、
「記念日は、その日限りで終わるものではない」という想いでした。

 

「一期一会」の出会いを、心から大切にしたい

— 寺尾久仁恵 —

「私が一番大切にしているのは、“一期一会”の出会いです」

久仁恵さんは、そう言って笑います。
その時、その場所でしか出会えない人。
その瞬間にしか流れない空気。

「だからこそ、出会えたお客様がニコニコ笑顔になる瞬間を見るのが、本当に好きなんです。
“今日という日が、一生忘れられない最高の一日になりますように”
それが、私の合言葉なんです」

接客で大切にしているのは、
うまく言葉にできない「こんなことができたらいいな」という気持ち。

「どうしてお祝いしたいのか。
その理由を、ぜひゆっくり聞かせてほしいんです。
おしゃべりの中に、たくさんヒントが隠れているので」

印象に残っているエピソードとして語ってくれたのは、
沖縄でダイビングという共通の趣味を見つけたご夫婦の話。

お祝いのお手伝いをきっかけに、
プライベートでも一緒に海に潜るほどの関係になり、
やがてそのご夫婦は沖縄に移住。
ダイビングショップをオープンするまでになったそうです。

「お仕事が終わったら関係も終わり、ではなくて。
その後も“第2の人生”を一緒に歩めるような関係が、私は大好きなんです」

 

非日常な一日は、必ず記憶に残る

— 上原亜理妙 —

「私は、“非日常な1日を作る仕事”をしていることに誇りを持っています」

ありささんは、記念日を
“記憶に残る時間をつくること”だと捉えています。

「日常は、どうしても流れていってしまいます。
でも非日常な一日は、必ず心に残る。
それは、5年後・10年後に
“あの日さ、あんなことあったよね”って話せる共通言語になるんです」

接客で意識しているのは、言葉よりも表情や目線。

「少しでも気になることがあると、
目が合わなかったり、表情が曇ったりするんですよね。
だから、その時は必ず立ち止まって、もう一度聞くようにしています」

印象深いエピソードとして話してくれたのは、
チャペル見学で出会った在米韓国人の新婦様との関係。

拙い英語で案内をしていたところ、韓国語が通じると分かり、
その後は、自身も学んだ韓国語で対応。
半年後の結婚式当日も、担当として立ち会い、
ご両親にも韓国語で案内しました。

「会うのは2回目なのに、何年来の友人みたいに話してくれて。
結婚式のあとも、毎年6月になると沖縄に遊びに来てくれるんです」

あれから12年。
今もイベントごとにはメッセージが届く関係が続いています。

「その日限りじゃなく、ずっと繋がっていられる。
それが、この仕事をしていて一番幸せだなと感じる瞬間です」

 

沖縄だからこそ、素直な気持ちになれる

碧い海ややんばるの森、活気あふれる街の魅力。
三線の音色に、人の温かさ、そしてぬちぐすいの食。

沖縄には、心をふっと緩めてくれる力があります。

「観光客がいないプライベートビーチで、何もしない時間を過ごす」
「山や滝で自然に触れる」
「街でお酒を飲みながら、朝まで語り合う」

どんな過ごし方も正解で、
その人たちらしさを受け入れてくれる場所。

だからこそ、
大切な人と、素直な気持ちで向き合えるのだと、
ふたりは口を揃えます。

 

記念日を、これからも続く関係へ

「何をすればいいかわからない」
「特別なことじゃなくていい」

そんな気持ちも、まるごと受け止めたい。

記念日をきっかけに、
友達のように、親戚のように、
人生を通して付き合える関係になれたら。

沖縄を、世界中のカップルが、記念日を祝いに帰ってくる場所に。

記念日は、祝うためだけの日ではなく、
これからを、もう一度大切に過ごしていくための日

沖縄の記念日コンシェルジュは、
今日だけでなく、その先の時間にも、そっと寄り添っています。